辛抱たまらず、隙をついて『パシフィック・リム』みちゃいました。諸々の造形や動かし方のフェティッシュに関する「わかってる」感やおれたちの感性との通じ度がどれだけ凄いか、あるいは物足りないかについては、今更こちとらごときが世評に付け加えることは…
ちょっと異色の仕事です。 奇妙な縁あって、大修館書店(『明鏡国語辞典』『ジーニアス英和辞典』などの版元)が発行している季刊PR誌『辞書のほん』2013年春号のシリーズ連載「辞書、のような物語。」にて、掌編小説「レキシカントは言霊生命の夢を見るか?…
『東京スカイツリー論』刊行後の主要な関連露出をアーカイブしておきます。【その1】 「SYNODOS JOURNAL」7/10のエントリにて、論考「東京スカイツリーから展望する人口減少時代の「未来都市」像 ――〈タワー的公共性〉と〈ショッピングモール的公共性〉の交…
発売後初のイベントとして、以前に「東京スカイ夏まツリー」でもお世話になった東京カルチャーカルチャーさんでの下記イベントに出演することになりました。並みいるタワーマニアたちの中ではかなりタイプの違う筆者ですが、第2章で展開した「世界タワーの…
校了直後から別仕事で忙殺されロクに内容の告知をする間もありませんでしたが、初めての単著となる『東京スカイツリー論』が発売されました。遅ればせながらですが、ご検討の参考に目次に即して本書の概要を紹介します。 東京スカイツリー論 (光文社新書)作…
暇と退屈の倫理学作者: 國分功一郎出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2011/10/18メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 13人 クリック: 146回この商品を含むブログ (128件) を見るご恵贈いただいていた國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学』をようやく読…
先の、超個人的目論見からの森ガール論がtwitter上でずいぶんと物議をかもして盛り上がってしまいまして、なんかまとめログ(http://togetter.com/li/7983)まで作っていただくような有り様になったそんな折りですが(^_^;)、明日6日と来週13日土曜の深夜27:…
昨年7月のエントリ以来、どうにも気になる存在になってしまった森ガールについて、2月24日配信のメルマガ「週刊ビジスタニュース」に論考を書かせていただきましたが、このほど同誌の公式ブログにて公開されています。「森ガール」にできること〜「少女」…
『クリティカル・ゼロ コードギアス 反逆のルルーシュ』版元の樹想社の通販サイトがようやくアップされました! http://www.kisousha.co.jp/geass/通販限定のオリジナルステッカーのデザインもアップされています。銀行振り込みのみなので、手間はかかってし…
『思想地図 vol.4』、おかげをもちまして正式発売前の増刷となりました! ありがとうございます。 そして! ほぼ同時期に並行して作っておりました、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の徹底批評本が、ようやく12/8に発売確定となりました。 CRITICAL ZERO …
父として考える/東浩紀+宮台真司 特集の緊張感と一転、思わず頬が緩まずにいられない非常にハッピーな対談。しかし内容は本質的で、『東京から考える』の問題意識を突き詰めた、地に足ついた分析と提言が素晴らしい。そして実は、ここでの視点は宮崎座談会…
日本的想像力と成熟/中沢新一インタビュー(聞き手・東浩紀+白井聡) イントロダクションを飾る純思想的な「総論編」。特集全体の「想像力」の幅の広さと深さを示す、巻頭に相応しい歴史的座談。浅田彰・柄谷行人の『批評空間』ラインを出自に持つ東浩紀以…
ちびちび読み進めていた『思想地図 vol.4』、ようやく読了。頭から順番に全部読んで、各記事の並びが予想以上に緊密な連関性を醸し出していて、慄然とする。まさに全体を通じて、断片同士がかけ合わさって、全体で一遍のハイブリッドな物語になっているかの…
ゼロ年代と呼ばれた2000年代も、あと1ヵ月というどん詰まり。いろいろととっちらかった回り道ばかりの10年間でしたが、ようやく滑り込みでセーフというべきか、物書きとして世間様にこれだけは問うておかなければという、自分の世界観の中核をまとめる仕事…
なんか一昨日は、1ヶ月も前にエントリした森ガールと幻想浮遊系の記事に急にブクマやトラバを沢山いただいてしまってビックリでした。滅多に更新しないこんな過疎ブログが何故!?ってのすら、慣れないものだからわかりゃしないし。 さすが森ガールパワーって…
はずかしながら、先日はじめて、「森ガール」なるファッション・トライブの流行を教えてもらいました。草食系でふわふわワンピでロハスで民族・北欧系入ってて乙女でガーリーでカフェでまったり好きで可愛い雑貨好きで、要は『ハチクロ』のはぐみみたいな不…
縁あって、現在発売中の講談社BOXマガジン「パンドラ」vol.3での『ひぐらしのなく頃に』小説版完結特集の評論執筆陣の一人として、「『ひぐらしのなく頃に』が到達したところ 〜「共同性」と「公共性」の相克の果てに〜」を書かせていただきました。パンドラ…
■Light and Shadow of LABOR INDUSTRY レイバー産業の光と影 ●最新レイバー「篠原AV-02ヴァリアント」のすべて ●LABOR'S CASE FILE レイバー事件簿 ・No.01 篠原製新OSウィルス混入事件 ・No.02 東京テレポート事件 ・No.03 黒いレイバー事件 ・No.04 自衛隊…
キャラクターではなく「レイバー」というテクノロジーやマクロな社会背景に焦点を当てた本書は、たぶん物語の主人公である泉野明や篠原遊馬といった特車二課の隊員たちの名前が一度たりとも登場しない、初めての『パトレイバー』本だと思います(笑)。(そ…
てなわけで、林氏と永瀬氏という大先輩の虎の威を借りながら(笑)、不肖・中川も編集の一人として全体のディレクションに少なからず噛ませていただきました。 レイバー世界のリアルな考察本を作るということは、『パトレイバー』の物語設定に加え、「現実世…
本誌は、学研ムック「歴史群像」シリーズのスピンアウトとして、フィクション世界の歴史をあたかも現実にあったのかのように考証する特別編集企画「アナザー・センチュリー・クロニクル」の第3弾にあたります。ちなみに第1・2弾は一昨年発売の『機動戦士…
もしも、ソ連が、崩壊しなかったら? もしも、大震災が、東京湾で起きていたら? もしも、地球温暖化が、ずっと急速に進んでいたら? もしも、ネットやケータイのかわりに、乗用ロボットが普及していたら!?機体カタログ、メカニカルテクノロジー、社会背景と…
いつもながらリアルタイムからワンテンポ遅れての告知で恐縮ですが、先日、半年間かけて編集した久々の書籍と、これまた久々にガッツリと特集構成をやった「サイゾー」が発売になりました。 本の方は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズに登場する…
夏ぐらいから、ぐずりぐずりと準備しておりましたが、地元でやってる新東京タワーの建設観察盛り上げ活動「すみだタワー(仮)構想を考えてゆく住民の会」の仲間たちと一緒に、↓のような読み物系ブログを始めました。 エントリ上げてから納得いく体裁になる…
7月末のしわ寄せ回復にまだまだアップアップで軌道に乗り切れず、またもやこんな直前告知でありますが……。今週8/4(土)は、久々にホームの幻想浮遊系DJイベント「macoron4」で回します!! 『macoron4(マコロン4)』開催日時 :2007年8月4日 15:00〜21:00 …
なんの因果か、 今週土曜日の6月2日はテレビ東京系『出没! アド街ック天国』「白山・千石」特集にて「Artist Space 千石空房」が紹介され! 翌3日には「第二次惑星開発委員会」発刊のミニコミ『PLANETS vol.3』の発売となり!! その翌4日は千石空房がオ…
4月中旬は、イベント2本を主催します。 いつにも増しての勝負イベントになりますので、どうかお運びいただければ幸いです!ひとつは、地元墨田区での新タワーに関するトークイベントです。参加資格は墨田区の方だけでなく、まちづくりや都市再開発、タワー…
昨土曜のオトクイには、皆さんいっぱいのお運びありがとうございました! ふりかえると千石空房の音楽イベントは、昨年5月に最初に遊佐未森の大正〜昭和レトロ歌謡カバーアルバム『檸檬』をキーコンセプトに据えた[macoron2]を行い、リニューアル日本古民…
え〜、もう明後日のことになってしまいましたが、千石空房でのSOSUKEさんの新イベントで僕も回させていただきます…! 2時間40分も、アーティストフリーで流すのは初めてなのでドキドキですが、乏しいレパートリーひっかき集めて楽しみますよ…!! −−−−−−−−−−−…
お正月休みも明けましてお疲れさまです。さてさて、今月は「幻想浮遊系」アーティストの異端児……否、本来の資質はちっとも幻想でも浮遊でもないのに、80年代末のエピックソニーによる、ナイーブな文化系優等生を狙った「叙情ロック」路線での売り出しを強い…