暁のかたる・しす

文筆家/編集者・中川大地のはてなダイアリー移行ブログです。

『サイゾー』5月号に勝負記事2本

qyl010212006-04-18

 昨年3月にmixiコミュで知って以来、「すみだタワー(仮)構想を考えてゆく住民の会」として有志の皆さんと一緒に先日墨田区が最終候補地に選ばれた新東京タワーの建設監視運動をしてきた中川ですが、月刊『サイゾー』5月号特集「テレビがツマらなくなった10の理由」(http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0605/television/index.html)に関連記事を書きました。
 とりあえず、放送事業者側の発表中心のマッチポンプ記事しか出ない大手マスコミ報道では絶対読めない、状況全体を俯瞰するトータリティと地元好事家住民としてのホンネを併せ持たせた、個人的にはひとまずの勝負仕事です。
 特にゴジラの2代目スーツアクター薩摩剣八郎さんに訊いた、
新東京タワーはこうやって壊せ!」は必笑! 取材もすんごいおもしろかった!
 「考えてゆく会」的には、この迷惑な建設計画がどのみち避けられないなら、せめて地元の歴史文化継承上、納得のいくプランを提示してしまえと昨年8月に僕が作成した住民試案「新凌雲閣(浅草一二〇階)」(http://homepage2.nifty.com/schlem/tower/AS-120.pdf)をメディア初お披露目できたのが成果ですかね。半径500m圏内の景観をめぐる、隅田川文化闘争はこれからだ!

 もうひとつ、同号には勝負記事が。
 本誌の連載コーナー「今月の掘り出し者」にて、第二次惑星開発委員会http://www.geocities.jp/wakusei2nd/)で2000年代折り返し地点のサブカルチャーパラダイムを切り拓く作品として強力プッシュした(http://nobuta2nd.exblog.jp/)、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』脚本家の木皿泉さんインタビューが実現!!
 自腹で神戸に出向いて二人で採ったインタビューを、宇野常寛くんがナイスにまとめてくれました。想像をナナメ上に飛び越える木皿さん(女性の方)の効能たっぷりの野ブタ。パワーの全貌は、商業原稿を溢れ出て今夏刊行のミニコミ『PLANETS 02』でもロングバージョンを掲載予定です。

 いずれも、商売度外視で志こめて取り組んでいた余計事活動をまんまと拾ってもらえた仕事なので、編集部には多謝。よろしければご笑覧を!