暁のかたる・しす

文筆家/編集者・中川大地のはてなダイアリー移行ブログです。

「戦争」を描いたビジュアル作品レビュー10 担当:佐藤賢二・河田拓也・奈落一騎・中川大地・久能五郎

福井・こうの登場の前提となる、代表的なビジュアル・エンタテインメントの来歴を通じて、戦後日本人の「戦争」イメージへのその影響や反映のありさまの変遷を辿る。取り扱い作品は『ゴジラ』『はだしのゲン』『総員玉砕せよ!』『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『火垂るの墓』『虹色のトロツキー』『ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』『ジパング』『国が燃える』。それぞれに、決して左右上下のイデオロギーやひとつの教訓に回収できない意味性の横溢があることが浮き彫りにされたはず。