暁のかたる・しす

文筆家/編集者・中川大地のはてなダイアリー移行ブログです。

わたしのファスト風土体験

とりあえず様々な新しい問題が生起する地方都市や郊外都市ではないが、実質的な伝統が無傷で息づく本来の下町とまではいいがたい、せいぜい「スロー風土」程度のグラデーションにある自らの地元意識を昨日の日記で確認した勢いで、mixiの「ファスト風土」コミュに下記のような書き込みをした。

はじめまして。
東京向島に生まれ育ち、大学院時代に出向した山梨でバイパス道路と田んぼと巨大ショッピングモールしかない土地に4年ほど暮らしてファスト風土童貞を捨てたイイ気な都会っ子です(笑)。

ビレバンジャスコほどの洗練性もないイッツモアという月並みな大型スーパーに生活物資のほとんど全てを依存して大学と下宿を往復する生活に、下町暮らしにはない気楽な開放感と不安な息苦しさの両方を味わった感じでした。

で、土日には東京の実家に戻って近郊のヤマダやコジマやビック等に転々と派遣されるOA販売応援のバイトをしてたのですが、売る側に回ってみるとヤマダやケーズ等のロードサイド型家電量販店と、ヨドバシやビックのような駅前型カメラ専門店ではやはり結構な企業文化の違いがあるなという印象でした。 

なんというか、前者はドライで規律のゆるい元ヤンと普通のおじさんおばさんの連合で、後者はオタクと体育会系のムリヤリな結束といった風合い(そういや、こないだビックの強制無給残業が問題になりましたね)。

両者が真っ向から客を取り合うようになってから、品揃えや展示形態、ポイントサービス等の客側からみえる部分では大差はなくなってきていますが、朝礼や休憩室での従業員組織の雰囲気はかなり異なる感じです。
どっちが未来的で洗練されてるかというと微妙なところなんですが(笑)
個人的には、どうしても後者の人いきれのするうざったい感じの方が馴染む感じですけれどね。

いちおう念押ししておくと、isbn:4896918479です。